パソコンのセキュリティを強化するためにDNSの設定をしよう!

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こんにちは。とある(@toaru_10R)です。

DNSの設定はしていますか?

DNSとは、Domain Name Systemの略で、設定すると以下のようなメリットがあります。

  • 閲覧速度向上
  • セキュリティ向上

セキュリティ向上に関しては、お子さんが居るご家庭や、安全にインターネットを使いたい!という方は是非設定してみてほしいと思います。

セキュリティ設定の高いDNSサービスを使用すると、成人向けのコンテンツや、セキュリティ上問題のあるサイトに接続ができなくなるため、無料で簡単に設定できるわりにとても有効な策だと思います。

では、肝心の設定方法ですが、ここではPC(windows)とiPhoneのみご紹介します。

Android持ってないんです。ごめんなさい。_(._.)_

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対象のDNSを選ぶ

設定する前に必要なことが1つあります。

それは、どのDNSサーバを使用するか?です。

有名どころを挙げていくので使用用途や目的に合わせて選んでください。

迷ったらコレ「Google Public DNS」

Googleが運営しているDNSサーバで、私もここで設定をしています。

優先DNSサーバのアドレス

8.8.8.8

代替DNSサーバのアドレス

8.8.4.4

家族で使うなら「Norton DNS(Norton ConnectSafe)」

ウィルス対策ソフトで有名なNortonが運営しているDNSサーバです。

3段階のフィルタリング機能があります。

お子さんが居るご家庭はこれがオススメ。(特に一番下)

優先DNSサーバのアドレス(セキュリティ)

198.153.192.40 / 199.85.126.10

代替DNSサーバのアドレス(セキュリティ)

198.153.194.40 / 199.85.127.10

優先DNSサーバのアドレス(セキュリティ+ポルノ)

198.153.192.50 / 199.85.126.20

代替DNSサーバのアドレス(セキュリティ+ポルノ)

198.153.194.50 / 199.85.127.20

優先DNSサーバのアドレス(セキュリティ+ポルノ+ノンファミリー(※))

198.153.192.60 / 199.85.126.30

代替DNSサーバのアドレス(セキュリティ+ポルノ+ノンファミリー(※))

198.153.192.60 / 199.85.126.30

※ノンファミリーは、大人向けの内容、中絶、アルコール、犯罪、カルト、麻薬、ギャンブル、中傷、性的指向、自殺、タバコ、暴力についてのサイトへのアクセスを遮断します。

セキュリティなら「Comodo Secure DNS」

ファイアウォールでおなじみの「Comodo」が運営するDNSサーバです。

優先DNSサーバのアドレス

8.26.56.26

代替DNSサーバのアドレス

8.20.247.20

紹介していないフリーのDNSサーバもあるので、用途に合わせて選択してください。

DNSの設定方法(windows編)

使用するDNSサーバが決まった方は早速設定です。

  1. ウィンドウズボタン>コントロールパネル>ネットワークと共有センター>ローカルエリア接続>プロパティ>インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)を選択し、プロパティを開く。
  2. 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを入れ、DNSサーバのアドレスを入力。
  3. 「OKボタン」を押したら設定完了。

どうでしょう?設定できたら試しにサイトを開いてみましょう。

セキュリティ関連の設定だと分かりにくいですが、Norton DNSを設定して大人向けのコンテンツだと対象のサイトが開けなくなりますので、うまく設定できたかわかりやすいです。

DNSの設定方法(iPhone編)

まずは注意事項です。

iPhoneの設定はWi-Fi経由で閲覧した時しか有効になりません。

3GやLTE回線経由の場合は設定が有効にならないので注意してください。

それでは使用するDNSサーバが決まった方は設定開始です。

  1. 「設定」アプリ起動>Wi-Fi>SSID(DNSを設定したいWi-Fi)を選択>DNSの欄をタップ。
  2. DNSの欄がPCとは異なり優先と代替が分かれていないため優先DNSサーバのアドレスと代替DNSサーバのアドレスを「,(カンマ)」で区切ります。Google Public DNSを設定する場合は以下のようになります。

8.8.8.8,8.8.4.4

以上で設定完了です。設定できたら試しにサイトを開いてみましょう。

セキュリティ関連の設定だと分かりにくいですが、Norton DNSを設定して大人向けのコンテンツだと対象のサイトが開けなくなりますので、うまく設定できたかわかりやすいです。

なお、「iPhone」と記載していますが、「ipod touch」や「ipad」でも設定方法は同じハズ。

DNSの役割

ここから先は興味ある人向けです。

DNSを設定するとなぜ閲覧速度向上とセキュリティ向上ができるのか?という仕組みのお話です。

DNSとは端的に言ってしまえば、電話帳のような役割をしています。

たとえば、yahooのサイトを開くときはURLでサイトを開きますよね?

Yahoo! JAPAN
あなたの毎日をアップデートする情報ポータル。検索、ニュース、天気、スポーツ、メール、ショッピング、オークションなど便利なサービスを展開しています。

上記のURLは人から見たら、「yahooのURLだ」と言うことがわかります。ですが、コンピュータからは上記のURLを入力されたところで何かはわかりません。それではコンピュータはどうやってyahooのサイトだと判別しているのかと言うと、IPアドレスで判別しています。

試しに以下のIPアドレスで検索してみてください。yahooのサイトが開かれると思います。

183.79.71.173

開かれましたか?なぜどちらを入力してもyahooのサイトが開かれるのでしょうか?

それはURL(人間がわかるもの)をIPアドレス(コンピュータがわかるもの)に変換しているヤツが居るからです。それが、DNSサーバです。

この変換の過程で、「このアドレスはこのIPアドレスだ!」という紐付速度が早ければ早いほど閲覧速度の向上につながり、「このサイトは怪しいサイトだ・・・」という場合はブロック機能が働くというわけです。

おまけ

対象サイトのIPアドレスを調べるには「nslookup」コマンドで調べることができます。

例えばyahooのIPアドレスを調べる場合は、コマンドプロンプトを開き以下のコマンドを入力します。

nslookup www.yahoo.co.jp

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